コロナ対策ワクチン接種の副反応が強く出ました

健康

2021年11月現在、コロナはかなり下火になってきていて安心しています。

私は「モデルナ」ワクチンを2回接種しました。
1回目、2回目、共に副反応に悩まされました。
世の中では3回目を接種する動きが出てきていますが、また副反応に悩まされるのは嫌なので、この記事は主に自分の覚書と、同じ事象に陥った方々の参考になればいいなと思って掲載しています。

1回目

「モデルナ」の職域接種募集があったため希望を出し、2021年8月31日に1回目を接種。

会場への持参物

  • 健康保険証
  • 問診票(自治体から事前郵送)
  • 接種券(自治体から事前郵送)

接種までの流れ

  1. 入口で非接触での検温(顔認識)
  2. 手指の消毒
  3. 受付
     自分の名前と問診票に記載の名前、本日の接種名簿を確認
  4. 医師との対話
     基礎疾患の有無、本日の体調など

すべてクリアすると、ようやく接種。

打ちやすい服装してきてねと言われていたので、季節外れを承知でミニTシャツを着用。
その上からパーカーを羽織り、完全に真夏仕様。

左腕か右腕か、どちらに打ちますかと聞かれました。
採血ではないので看護師さんが血管を確かめる必要もないわけですね。

どちらでも、と返すと、利き腕じゃない方がいいよと教えてくれました。
ということで私は左腕に打って貰うことになりました。

アルコール消毒にアレルギーはないか聞かれ、ないですと答え。
背筋を伸ばして椅子に座ります。
ちなみに私は注射が大嫌い。頑張ります。

接種時間はもちろん1分にも満たない短いもの。

チクッではなく、やっぱりグサッときて「痛っ」とは思わず漏れてしまいましたが、看護師さんに「力抜いて~、はい終わったよ~、頑張ったわね~」と褒められました。
わ、私、大人……でもお心遣いありがとうございます……。
il||li ○| ̄|_ il||l

そこから経過観察するため別フロアで15分ほど待機。
渡された用紙には「○時○○分に退室可能」と記載してあるので分かりやすいです。
会場にも大きなテレビに現在の時刻がリアルタイムで表示されていて、分かりやすく徹底されてるんだなぁと感じました。
ただ……待っている時間、やっぱり同じ職場の人が近くにいるとお喋りが始まったりするんですよね……短い会話が何度か聞こえてきて、ちょっと気になりました。

待機会場の前方に受付ブースが3つ設けられているので、渋滞を起こすこともありません。
待っている間、退室していく人たちの行動を見守りつつ、時間になったらどうすればいいのか学びました。

時間になったので受付ブースに行くと、体調が悪くなったりしていないか聞かれました。
平気ですと答えると、2回目の接種日や、今後の留意事項について教えてくれました。

これで私の1回目のワクチン接種は終了。

スタッフの方たちは役割分担が徹底されていて、手続きが滞ったり、どこに行けばいいのか分からなかったり、といったことがありませんでした。

私は「○○に行ってください」と言われても、それがどこにあるのか探すのに手間取ったり、全然見えなくて分からなかったりします。
けど会場では少しでも迷う素振りを見せると「ここだよ、こっち」とスタッフの方がすかさず手を挙げてくれたり教えてくれたりして、最初から最後まで流れるような受付でした。
スタッフの皆さんには頭が下がります。

接種した当日 8月31日

――接種から3時間経過。

打った箇所が痛い。腕が上がらなくなってきた。
筋肉痛っぽい。
ワクチン接種してなければ「今日はやたら凝ってるなぁ、肩甲骨を動かして凝ってる箇所を解したいなぁ」と考える程度のもの。
……痛みというか、やっぱり凝ってるというのが正解なのか。ううん、微妙。

その日の夜はいつもより早めに就寝。
横になったのですが、寝ている間中、腕の痛みが強くなってきました。

寝返りしようとしても、打った腕が下になった瞬間激痛が走り、寝返りも打てない状態に。
それでも気付いたら朝でした。

接種した次の日 9月1日

ちょっと熱っぽいかなと思って測ったら、37.4℃。
おおっと、出勤ギリギリの熱ですね。

打った腕は、もう持ち上げることが困難な状態になっていました。
前には辛うじて持ち上がりますが、横や後ろに少しでも持ち上げようとすると、激痛が走ります。

着替えするのも髪を結ぶのも困難。
腕を伸ばした状態で持ち上げようとすると激痛ですが、腕を曲げた状態で持ち上げる分には何とか大丈夫だったので、超スローペースで慎重に出勤準備。

本来なら出勤を自粛する内容なのかな。
でも今回の熱は副反応によるものということで原因がハッキリしてます。
一応、出社禁止のボーダーラインは越えてなかったので、体調の経過観察はしっかりしよう、と思いつつ出社しました。まぁ、業務内容や帰宅時間は結果的にいつも通りになってしまいましたが。

帰宅時は相変わらず腕が持ち上がらない状態でしたが、夜7時ぐらいになったら、少しだけ痛みが治まってきたかのような感覚がありました。

就寝前には熱が37℃前半に落ち着き、腕も水平より少し下までは上げることが可能になりました。
着替えには相変わらず難儀し、腕の痛みも酷いままではありましたが、回復を実感しました。

接種の翌々日 9月2日

腕が水平まで上がるようになりました。
体温は36.7℃。
あともう少しの辛抱ですね。

お昼。
腕は水平より少し上にまで持ち上げることが可能に。
体温は36.4℃。
順調です。

9月3日

腕の上げ下げができるようになりました。
両腕万歳も可能。
全身の倦怠感が少しあり、両腕万歳をすると痛みが出るので、まだ本調子ではないですが、昨日までは両腕万歳すらできなかったので、かなり回復したと思います。

9月4日

朝。
痛みは残っていますが両腕万歳で感じる痛みが小さくなりました。

お昼。
完全回復。
腕に違和感は残っていますが、両腕万歳での痛みを感じなくなりました。
体温も平熱。

ここで副作用の完全克服を実感。
やったね!

――しかし、私の体調不良はこの後、恐ろしいことになりました。

その日の夜のこと。
シャワーを浴びていると倦怠感に襲われ始めました。

唐突な飢餓感も出てきて、少しの目眩。
あれあれ、おかしいな。
確かにお昼は食べてなかったけど、でも、お休みの日はいつもそんな感じで食生活が乱れてるので、関係ないはず。
なぜいきなりお腹が空くんだろう。

原因の分からない虚脱感と空腹感。
ぐるぐると「なんで?」「なんで?」と頭の中で原因探しが始まるんですが、分かるわけもない。

何だか良くない予感がしたのでシャワーは早めに切り上げました。
その間にも不安や焦燥に駆られ、脱衣所で体の水分を拭き取ってる間にも脱力感が強くなってきました。
ほんの少し、吐き気を覚えて唾を飲み込む。

やばいやばいやばい、これはいったい何だろうか。

理由が「お昼を抜いたから」ということしか思いつかないんだけど、もちろんそんなわけない。
じゃあ何? と考えても分からない。

あっという間に、着替えるため腕を動かすのも億劫な状態になりました。

でももちろん、着替えないで座り込むわけにもいきません。
体は「休みたい」と訴えてくるんですが、頭では「まだダメ!」と。
何とか気力を振り絞りました。

微妙な力加減ができない。
力強く「えいやっ」と力を込めないと体が動かない。
そのため勢いに任せ、乱暴な手つきで、脱衣所のあちこちに腕をぶつけながら着替え完了。
やり切ったぞ、私……!

このまま座り込みたい気分。
でも脱衣所は寒いので、とりあえずリビングに行かなくては。
歩くのも面倒というか、歩けないというか。
そんな感じだったので、体を無理やり前に倒し、壁に激突しながらその反動で左に右に、倒れ込みながら進みました。
根性です。家の廊下が狭いからこそできる芸当ですね。体のあちこちが痛い。

そしてとうとう――台所に進んだところで力尽きました。

せめて何かお腹に入れればいいのかもしれない。
渾身の力で冷蔵庫を開き、冷やしておいたアーモンドミルクの紙パックを取り出しました。
ただの水を飲むより少しは栄養があるのではと期待。

気持ちの悪さと倦怠感はピークに達していたので、アーモンドミルクを手にしたまま、その場に足を投げ出して座り込み、壁に背中をつけました。
私はごくごくと飲み干すつもりだったんですが、手足を持ち上げるのも、飲み込むのも疲れる。動きたくない。ひと口飲むのが精いっぱいでした。

次第に動悸が激しくなってきて手足がしびれてきました。
なんとか頑張って腕を持ち上げてもうひと口。

そこで両脇の腹痛が現れ、次第に呼吸が苦しくなってきました。
トイレに行きたいかも、と思いましたが、立ち上がる力がない。

何とか――何とかしなければ。
良く分からない焦燥に駆られながら、アーモンドミルクをひと口ずつ、5分ほどかけて飲み干し、ようやく立ち上がろうという気力を取り戻しました。

でも辛い。呼吸が、他人にも分かるくらいゼイハアと酷くなってる自覚があります。
手足の痺れは時間を追うごとに強くなってきました。
これは冷たい床に座り込んで、体が冷えたからなのかも。
先ほどから感じている腹痛も強くなってきました。

これはもう限界かも。

初めて、脳裏をそんな言葉がよぎりました。
母のいるリビングまでは、もう目の前です。根性で辿り着きました。

ふらつきながらゼイハア言ってる私に母が目を丸くして「顔が青いけど」と驚きました。

腹痛が酷いこと、手足が痺れて感覚がなくなっていくこと、呼吸が苦しいこと、なんでこうなってるのか分からないことを訴えました。

その後の私の様子を見た母が救急車を呼ぶかと提案。
物凄く迷いましたが、手足の痺れが気になったので、呼んで貰うことにしました。
もし脳梗塞とかだったら洒落にならないし……。

座るともう動けないと思ったので、ずっと立ったまま、両脇に両手を当てて、前かがみ。
全然治る気配がしない。呼吸も、耳障りなくらいに荒い。

母が救急に連絡しました。

状況を説明してくれますが、さっきふらつきながら現れただけなので、何を伝えればいいのかも分からない状態で、恐らく向こうのオペレーターが本人に聞いた方が早い、と提案してくれたんでしょうね、電話に出れるかと聞かれました。

何とかそちらまで歩いて受話器を手にして状況を説明。
すんごくゼイゼイ言ってて自分でも聞き苦しいなと思いながら、ゆっくり、シャワーに入ってたところから状況を説明。そういえばワクチン接種していたっけ、血の巡りが良くなったことで何かあったのかも、と思ってワクチン接種も説明しました。

一番近い救急車は出払っているけど、次に近いところからもう向かっているから、あと8分で到着すると言われました。
できれば出迎えて誘導して欲しいと言われました。
――いや、運ばれる私が出迎えて誘導って、おかしくね?

そんな疑問が浮かびましたが、そんなこと言っても仕方ないので、とりあえず「はい」とだけ答えて、母に依頼。8分もあれば何とかなるだろう。

受話器を置きました。

本当ならそのままカーペットの上に寝転んで安静にしておきたい気分だったんだけど、ひとまず自分の恰好が酷い。
パジャマの上にパーカーを羽織り、濡れてる髪も可能な限り水分をふき取り、それでも乾くわけじゃないので、バスタオルを肩に巻いておきました。
ロングスカート的なパジャマを着ていたので、その下からズボンも穿いて。

だって腹痛を訴えたらひとまず触診されますよね。
ロングスカートだけだったら太ももまで丸見えな状態でまくりあげないといけないから……って、ここまで私が心配することか?

色々と考えることに集中できたのが良かったのか何なのか、なんだか徐々に症状が快方に向かってきました。

まず息苦しさが少し解消され、普通の呼吸に戻りました。
腹痛はまだありますが、手足の痺れも薄れてきています。

これはもしや「救急車は必要ありませんでした」って電話してもいいんじゃないのか?

そう思った直後に救急車のサイレンが聞こえて来ました。
冷汗かきながら鞄を持って外へ。
救急車が目の前で止まりました。

ええと……ここまで来るとほとんどもう症状がありません。

申し訳なく思いながら救急車に乗り、症状を、経過と共に説明。
ひとまず本日の救急当番病院に向かうことになりました。

しかし、運ばれている間、救急隊員にヒアリングされていましたが、その間に完全に症状が消えました。腹痛も、手足のしびれも、まるで、何事もなかったかのようになくなりました。

さっきよりも体が軽くなり、今回の症状は初めてかと聞かれ、初めてだと肯定。
さっきは少し頭が回ってなかった感じもあったけど、今はもう本当に元気。すらすら喋れますよ。

ひとまず手足の痺れが強くなって力が入らない状態というのが初めてだったから、当たったんじゃないかと思って、と笑うと、それは恐らく過呼吸みたいに呼吸が早くなったことが原因だと思う、と救急隊員が教えてくれました。
必要以上に体内の酸素が多くなったので、両手足の末端が痺れたんだ、と。

なるほど、と凄く納得しました。
原因不明の体調不良で不安が強くなって過呼吸が発症し、そして酸素過多で手足が痺れた、と。
じゃあ後は、急な脱力と腹痛に焦点を当てればいいだけか。

――けど、救急車を呼んだ私が言うのもなんですが、脱力と腹痛って、原因究明って激ムズじゃないですか。腹痛も、痛みの種類なんて正確に覚えてないし、痛みの場所も、両脇腹で全体的に両手で強く押されてる感じだった、ということしか伝えられないし。
実際に今はその部分を押されても何ともないし、別の押され方をしても問題なし。

今だけでいいからあのときの痛みとか痺れとか復活してくれないか、私の体。

そんな都合のいいことを思いながら診察へ。
案の定、私、元気いっぱい。
さっきの症状は少し不安だけど、またあんな感じになる気がしない。

当番医に、救急隊員に説明したことと同じことを説明し、腹痛の種類とか、押されて痛いかとか、色々と問診や触診されましたが、やっぱり原因不明。

血液検査できるけどどうするか聞かれましたが、なんだか申し訳なさすぎて拒否。
大丈夫だと思います、と自分でも良く分からない謎の言葉で帰ることにしました。

……明日は仕事なので……という本音もありつつ。
もう夜10時回ってましたからね。

そのままタクシーで帰って来ました。

9月4日

今日はお仕事。

救急車で運ばれたことが嘘のようにいつもの生活。

起床時、体調に変化はありませんでしたが、職場で色々やっていて、長く歩くと浮遊感のようなものを感じ始めました。
目眩とまではいかないけど、なんとなく違和感があります。

午前中は体が軽かったですが、徐々に腹部に鈍い痛みが生じはじめて体が重怠くなってきました。
11時頃の話です。

お昼を過ぎると腹痛が酷くなってきました。
今日も昼食抜き――食べる気しない――そして判明。

今回のこの腹痛は、生理前症候群です。恐らくは。
そろそろ来てもおかしくない時期ですし、この症状だけなら毎月のアレに似ていますので、もしかしてそうかな、とアタリをつけることができました。

案の定――その日の夜、生理が来ました。
その瞬間、色んなことに納得しました。

ここまで酷い症状は初めてでしたが、毎月、結構苦しんでるので、本当に納得。
そして色んな人に迷惑かけたことを猛省。
シャワー後の目眩や虚脱感、救急車を呼ぶまでには、原因不明だという焦りがあったからで、恐らくあのとき「生理かも」と少しでも頭に過っていれば、もっと落ち着いて過呼吸も起こさなかったのかもしれません。
あの時はそれが過呼吸だとも思ってませんでしたし。

ワクチン接種が関係あったのかは分かりませんが、ホルモンバランスがいつもより物凄い勢いで崩れたんですかね(笑)

9月5日

夜間救急の清算をしないといけないのでドライブです。

自宅から車で片道約30分。
日差しが強くて暑い。
そのせいか、行くときは何ともなかったんですが、帰り道で具合が悪くなってきました。

生理痛の薬は飲んだけど、腹痛が現れ始めました。
目眩に至る前の、気が遠くなるような、そんな感覚が。

やばいやばい、と冷汗かきながら必死にハンドル握り締めて安全運転。
なんだったら直ぐに路肩に停まれるように、と気を付けながら、何とか家に辿り着きました。
――これから仕事です。

接種から7日経過 9月7日

少し怠いけど腕が持ち上がらない事態は解消したと思っていたのに、今朝から腕が痛い。
しかも、注射を打った箇所を中心として痛みが広がっております。
筋肉痛を少し強くした感じでしょうか。いったいなぜ、また痛みが復活してきたのか。

どうやら「モデルナアーム」というものがあるらしい。
打ってから1週間ほどしてから症状が現れるというもの。
なるほど、私の現状にぴったり合う。

接種から14日経過 9月14日

数日前から接種した腕に痒みが出始め、少し腕が赤くなってきたなと思っていたら、一昨日ぐらいから腕が内出血でも起こしたかのような見た目になりました。
いまだにそれが続いてます。

皮膚下全体の広がりだったものが、細胞1つ1つに血が染み込んでる、みたいな見た目になってます。
ちょっと気持ち悪い。

体温は36℃前半で平熱。

接種から15日経過 9月15日

腕の痛みは消失。
ただ、ひたすら痒いです。

無意識に掻いてしまってることがあって、時々「あ」と我に返ります。
蚊に刺されたときみたいですね。

見た目は徐々に平常に戻ろうとしてます。
細胞が1つ1つ小さく赤く色づいてる、みたいな見た目は、茶色く薄く変化。
なんだかこのまま染みになりそうなうす黒さで、そっちに対する怖さがあります。

もうそろそろ2回目のワクチン接種ですね。

接種2回目

モデルナアームは消失。
普通の生活に戻って約2週間。

9月28日

本日は接種2回目です。

周囲には職域関係なく、もう2回目の接種を終えた人が沢山いました。
2回目の方が副反応が強いと聞きます。
病院に行った人も多いらしい。

前回の顛末もあり少し不安に思う反面、まぁ、1回目であんなことがあったから2回目はもっと落ち着いて対処できるよ、もしくは免疫できてて何も反応しないかもしれない、と根拠のない楽観で迎える2回目。
基本的に私は楽観主義です。

仕事終わりに接種会場へ。
前回と同じく15分の経過観察を終えて無事に帰宅しました。

接種してから約4時間。
徐々に、打ったところを中心とした筋肉痛が現れ始めました。

腕も上がらなくなってきた。

悪寒はあるけど体温は36.2℃。

念のため明日は有給取っていたので安静にしていようと思います。

9月28日 夜

就寝前。
体温は37.4℃。
徐々に上がって来ましたね。
悪寒が酷いので、これからもっと上がるかも。

着る物を増やして毛布も1枚増やしました。

夜中の2時にふと目覚めました。

体温は38.3℃。
そこからはあまり眠れず、気付いた時に体温を測るようにしてましたが、ずっと38℃~39℃を彷徨ってました。

9月29日

朝7時。
体温は39.3℃。

これは……どう考えればいいんでしょうかね。
原因が副反応であることは間違いないんですけど「症状が重い場合」に当てはまるのか否か。
非常に判断しにくい。

39℃を突破してるというのに意識はハッキリあって、ご飯も一応食べれます。
食欲はあまりなかったけど、食べなきゃ回復しないというのは分かり切ってることなので、無理やり食べました。

打った左腕はもう動かすこともできない状態。
朝8時、食事後の体温は38.5℃。
体温の振れ幅が大きいなぁ。

現在の症状としては以下の通り。
体温:38.5℃
腕の痛み、頭痛、全身の関節痛、倦怠感、悪寒。

市販の解熱剤を飲んで、再び様子見することにしました。
因みに私が飲んだ市販薬は「ノーシンピュア」。

お昼。
体温:38.9℃
腕の痛み、頭痛、全身の関節痛、倦怠感、悪寒、鼻水。
解熱剤を飲みましたが1~2時間程度37.8℃に下がった時間があるだけで、それ以降は38.9℃をキープ。

体温の振れ幅が大きかった今朝ですが、徐々に、38.9℃が安定してきて、そしてお昼回ったあとは39.2℃をキープし始めました。
徐々に危機感を覚えました。
だって明日はお休み取っておりません。なんとか今日で治さないと、業務に支障が出てしまう。

接種会場で貰った用紙を何度も読み返しました。

接種後の副反応について

接種後の接種部位の痛み・だるさ・頭痛等は、数日以内に軽減します。
必要な場合は、市販の解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子をみていただくことになります。
2日以上発熱が続く場合症状が重い場合は、医療機関への相談や受診をご検討ください。

この「2日以上発熱が続く場合」や「症状が重い場合」っていうのがポイントですよね。
私の場合は接種してからまだ2日経ってません。
じゃあ「症状が重い場合」に当てはまるのか?
さすがに39℃を超すのは想定外でしたので、自分にとっては「症状が重い」に当てはまるんですが、どう判断すべきなんだろう? ということにかなり頭を悩ませました。

どうしよう、どうしよう、ということばかりが頭に浮かんで落ち着かない。

そういえば因果関係は分かりませんが、本日いきなり生理が来ました。
本当に突然。
今まで生理前症候群が来て「そろそろか」と思うようになっていたのに、今回はそんな前兆がまったくなし。しかも、この前終わったばっかりだと思っていたんだけど……と数えたら2~3週間ぐらい前だったので、まぁ、適切な時期なのかも。というか前回の接種と見事にタイミング合いますね。
私の体はワクチン接種によってホルモンバランスが崩れるようになっているのかも。

時刻は14時。
体温:39.1℃

午後のこの時間になってもこの高熱はもう無理だ。
明日の仕事に差し支える。

そう思い、医者に診て貰うことにしました。
さて、そこでまた壁にぶちあたりました。

私はどこに電話をすればいいのだろうか。

貰った案内を見直しても、具体的な電話番号が記載されているのは自治体の休日夜間急病診療所だけ。
一般的な相談窓口がない。

体調不良が改善しないとき

体調不良が改善しないとき、お薬手帳をお持ちになり、ご相談ください。
⇒ かかりつけ薬局 または お近くの薬局(開設時間内)
⇒ かかりつけ医(診療時間内)
⇒ 自治体夜間急病診療所 0000-00-0000
  (月~土:19時~23時、日・祝:12~23時)

こんな感じの書き方です。
私に「かかりつけ」はいないので、凄く困ります。
1番最近の診察は呼吸器専門の病院ですが、1年ほど経ってます。

夜間急病とかではないし、できれば日中帯の今、診て貰いたい。
熱が高いので自力の車運転にも不安があります。
運転できるのは私しかいない。高熱だからタクシー呼ぶのも躊躇われる。

どこに電話かければいいんじゃ~! と具合悪い中、必死に頭をフル回転。
本当に困る。
副反応が強くなければいいけど、いざ強くなってきたときに、ダイレクトに繋がる電話番号を記載しといて欲しい。夜間急病だけじゃなくて、24時間、どんな時間帯でもどこかにかけられるように。
17時までだったらAの電話番号で、17時以降はBの電話番号で、休日夜間はCの電話番号だよ、と。

まるで電話して欲しくないような不案内っぷりですよね。
普段、病院にかかってない人ほど困る。

色々とネット検索かけて、ようやく判明。
まず一番最初に電話かけた方がいいのは「コロナワクチン相談窓口」。
ここは看護師など知見がある方が電話に出てくれて、症状を聞いて、アドバイスをしてくれる窓口らしいです。
自治体のHPに記載があった電話番号です。

これも、ワクチン関係やコロナ関係で電話番号が複数分かれてて、どこに電話かけていいのかパッと見分からない。これだけで1時間ぐらいかかりました。もう疲れたよ。

全国共通なのかと思いきや、自治体ごとに電話番号分かれてたので、自分の住んでる自治体のHPで検索かけた方が無難です。

コロナワクチン相談窓口に電話すると、こちらが口を開く前にまず状況をお伺いします、とマニュアルがあるようで「住んでる自治体」「相談内容は本人か、代理人か」「年齢」などを聞かれました。
ワクチンの副反応と思われるが39.1℃と高熱なので、解熱剤が欲しくて医療機関に行きたいが、かかりつけ医がいないので、どこに行けばいいのか、どうすればいいのか分からない、ということを伝えました。

その内容であれば今から言う電話番号に相談し、医療機関を調べて貰うように、と電話番号を教えて貰いました。
ひとまず一歩前進。
その電話番号を後から調べてみると「新型コロナウイルス感染症コールセンター」でした。

続いて、教えて貰ったその電話番号に連絡し、先ほど出た方へ伝えたことと同じようなことを説明。
聞かれた内容も「住んでる自治体」「本人か、代理人か」「年齢」とほぼ一緒。
今日受診できる医療機関を教えて貰いました。

1つ目はAA病院で、本日は18時までの受付。
2つ目はBB病院で、休日夜間診療、19時~22時までの受付、とのこと。

AA病院は住んでる場所から遠いので、近くの病院を教えて貰えないか聞いてみましたが、電話は別の県に繋がってて土地勘がないので分からないとのことでした。
そうなのか……なら仕方ない。
他の病院がないかも念のため探してもらいましたが、現時点ではその2つのみとのこと。

それぞれ電話番号を教えてもらい、お礼を言って切りました。

電話って、体力を消耗するんですよね。
頭の体力というか何というか。相手に分かるように説明しなきゃいけない、という、ごくごく一般的なことなんですけど、熱があるなか会話を組み立てるのが億劫でしょうがない。

そうこうしてるうちに15時です。
体温:39.1℃。
相変わらずの高熱です。

教えて貰ったAA病院に電話し、症状を説明して診療して貰えないかと相談したところ、既に本日の受付は終了してしまったとのこと。
な、なんだって……!
(ノ≧□≦)ノミ ┻━┻

その言葉を聞いた途端、もう、どうでも良くなりました。
18時まで受付してる、って案内されたのに。
とかは頭をよぎりましたが、案内と現場が違うってことなんて、多々あることだと思いますし、受付のお姉さんは本当に申し訳なさそうな感じで謝ってくれたし、私の体力ももう限界だったし、本当にもう疲れました。

側で様子を窺ってた母に「18時まで受付してるって聞いたんですけど、って言えば良かったじゃない」と言われたけど、もういいよ。
クレームつけて診て貰えることにはならないと思うし、そんなんで診て貰っても気まずいだけだし。

さて。いよいよ明日の出勤が難しくなってきましたね……。

19時。
体温:38.9℃

教えて貰った夜間病院の受付時間が開始。
ですが、もう電話する気力もない私。
もし受診できるとなっても、この暗闇で、初めての場所まで神経すり減らしながら運転できる自信がない。タクシーも、高熱だと知ったら乗車拒否されるんじゃないかと思いますし。

救急車を呼ぼうか? と言う母ですが、この前と違って生命の危機かもしれないという実感がない。
……一応、救急車を呼ぶ判断基準、みたいなのをネット検索してみたんですが……良く分かりませんでした。

判断に迷ったときは救急車に電話をかけるより「#7119」に相談するようにというのが結論ですかね。
「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」、悩んだりためらわれた時は、救急安心センター事業(♯7119)に電話してください!

しかし私の電話から「#」発信は不可。
全国利用できるアプリを入れることも可能なようですが、今この時にそこまでの気力はない。
そして、どっかの相談事例で「夜間、子供が急な発熱で救急車を呼ぼうか迷ったときに#7119へ相談した。今は様子見して朝まで症状が続くようなら病院に行ってくださいとアドバイスを受けて安心した」という記事を見つけ(情報元紛失)、普段の私なら同じように判断するかもなと思い直し、やっぱり救急車は呼ばないことにしました。

ちょっとだけ楽観的に、明日の朝になったら治ってるんじゃないかと思うことにしよう、と早々に寝ることにします。

せめて汗かいてくれれば「そろそろ熱下がるな」と思えるんですが、全然汗かかないで悪寒ばっかりなので、やっぱりできれば医師に診てもらいたいなぁと思いますが……仕方ないよね。

9月30日

朝4時に目が覚めました。

体温:37.3℃

いやっほぃ!
出勤可能なボーダーライン、37.5℃を下回っています。

ワクチン接種から今までお風呂に入れていなかったので、今のうちに、と狂喜乱舞でシャワー。
1回目接種の悪夢を忘れたわけではないので、戦々恐々とはしていましたが、何事もなく無事終了。
まだ出勤までだいぶ時間があるので、湯冷めして風邪引かないようにだけ気を付けて、布団被って大人しく朝を待ちました。

――朝8時。
体温:37.6℃ ( ̄▽ ̄;)

ま、まじですか。
なんてこった。
シャワー浴びたのが悪かったのか。
いやいや、そんなわけないよね。

出勤時間ギリギリまで体温を測り直したりしてましたが、それ以降、上がることはあっても下がることはなく……泣く泣く職場に電話して状況説明。
あともう少しで下がり切ると思うんだよね……。

午前中は様子見。
でも午後にまた上がるかもしれないし、37℃代にはなったけど、今のうちに解熱剤貰っておけるように動いてみますか、と重い腰を上げました。

昨日と同じく「新型コロナウイルス感染症コールセンター」に電話。
症状を伝えたところ「コロナワクチン相談窓口」には相談してるか聞かれました。
昨日一番最初に電話した、知見ある看護師が対応してくれる窓口ですね。
どうやら、そちらに相談するのがセオリーらしい。

そこには既に昨日電話していて、そこから今の電話番号を教えて貰っています、と説明したら納得してくれました。

今の時間ならAA病院と夜間救急としてBB病院があります。
――昨日とまったく同じ案内でした。
ちょっとだけ不満がたまっていたし熱も下がってきていたのでチクッと「昨日もAA病院は18時までの受付だと案内されて電話したんですが、もう受付時間が終了していると言って、診て貰えなかったんですよ。他の病院はないんですか」と刺したところ、受話口のお姉さんは特に慌てるでもなく「大変申し訳ありません」と謝ってくれました。
……別に貴方が悪いわけではないんですけど。
AA病院がたまたま昨日の受付可能時間を早めてたってこともあるし、予約客でいっぱいになってキャパオーバーしたってこともあるし。

オペレーターの方は今の時間なら、と新たに赤十字を案内してくれました。
受付時間は12:00までで、実施の診察は14:00~16:00になるらしい。
ああ……なるほど。
昨日の電話は14時頃だったから、既に受付時間終了してて、赤十字は案内されなかったってことか。

お姉さんにはお礼を言って、電話終了。

ちょっとだけ……ダメ元で、自宅から歩いて5分のところにある大病院に電話かけてみました。
発熱外来やってるってHPに書いてあったし。
かかりつけ医ではないけど、数年前にはなるけど何度か診て貰ったことがあったし。

電話かけてみると「発熱の方は、今は通院している人しか診ていないんです」と申し訳なさそうにお断りされました。
おおお……コロナだからか……。
il||li ○| ̄|_ il||l
仕方ないですね。

ひとまずAA病院にかけてみました。
さすがに朝9時で今日の予約は終了ってことはないだろう、と思っていたら、もう既に予約がいっぱいみたいで、今からだと11時の予約になるとのこと。

うわあ……Σ(・□・;)

それでも診て貰えることになったので、良かったです。
車待機で診察することになります、と説明されました。
どんな車で来るのか、そして現在の症状はどんななのか、細かく聞かれました。

いざ行ってみると結構な道のり。
やっぱり自分の車じゃないと車内診察は無理だよね……今日まで待って、良かったのか何なのか。
さすがにナビがあっても39℃であの道のりを無事故で乗り越えられる自信がない。

車内待機していると、青い防護服に身を包んだ先生が回って来てくれました。
ワクチン接種の副反応による発熱が原因と思われるから数日で下がると思います、とは言われましたが、2・3日経っても下がらなかったらPCR検査しましょう。また来てください、と説明されました。

市販薬を飲んだか聞かれ、パッケージを持ってきていたのでそれごと渡すと、じゃあこれよりも強い薬を処方するので、とカロナールを貰いました。
これでようやく高熱とはおさらばできますね。

自宅に戻って体温測ると37.8℃。
あらら、ちょっと上がってる。
薬飲むためにお昼ご飯を早めに食べ、処方されたカロナールを服用。
粒がでかくて飲みにくい……なんて、言ってられないか。

それから2時間ほどで37.0℃になり、3時間後には36.0℃に。
おおおお、効果てきめんです。

熱以外に気になる症状としては、頭痛と接種部位の痛みですかね。
不思議なことに、熱がある間は両腕万歳ができていたのに、熱が下がったら両腕万歳ができなくなりました。というか腕を水平に上げるのも難しくなりました。なぜだろう。
着替えに支障がでますが、高熱が出るよりマシか。ここは我慢しよう。

またしばらくは経過観察ですね~。

10月1日

明け方の体温は36.3℃。
今日はさすがに問題ないだろうと思っていたが、出勤前の体温計は37.0℃。
大幅に上がったが、それ以上は踏みとどまってくれて、最終的には35.8℃~36.8℃で落ち着いた。

職場に入る前に、サーモグラフィーで確認をしていのですが、ここで37.5℃を超えていると強制送還。
ドキドキしながら測って貰ったら37.0℃。
まぁ、許容範囲です。

職場にはワクチンで苦しんだ複数名がいました。
みんな同じような症状だったらしい。職域接種だとこういう情報交換ができるからいいね。

症状は様々ですが、私の腕が徐々に腫れてきました。
1回目のときよりだいぶ遅いですが、モデルナアームって奴でしょうか。注射打ったところを中心にして赤く腫れて、非常に痛痒い。触ると痛いけど、でも痒いから触る。

夜になっても腕の痛みと痒みは止まらず。

明日は休みなので、ひとまず安静にして様子見ですかね。

10月2日

今日はお休み。……首が痛いです。

注射したのは左腕なんですが、なぜか右の首筋が張ってるかのように感じます。
首を左右に動かすのが痛い。首が回らない;

左腕の痛みはほぼおさまり、かゆみに変化しました。

赤みを帯びてます。
体温は36.1℃。

10月3日

首の痛みもほぼ治り、左腕のかゆみが治れば完全に副反応を克服した感じです。

朝7:30の体温は36.1℃。
平熱です♪

それ以降は特段、ぶり返しとかもなく、11月に入った今でも健康に過ごせています。
コロナ感染することもなく。

もし――3回目を接種することになった場合、上記の教訓から、接種後は2日間の休みを取ろうと思います。そして副反応が強く出た場合の対処方法を事前に調べておこうと思います。
実際に副反応が出てるときは辛いので、ネット検索するのも頭使うし、情報を理解するのにも頭使うし、誰かに症状を適切に訴えるのにも頭使うし――とにかく疲れるので、事前準備は本当に大切。

そして高熱が出た場合、車内待機できない人はどうすればいいのか。
ここはいまだに答えが見つからないことなので、次回接種時に会場の医師に相談しようと思います。

どうやら職域じゃなく病院でワクチン接種した人は、前述の解熱剤「カロナール」を処方して貰えるらしい。症状がなくても事前に飲んでおくことで副反応を抑えることができる――とかも聞きましたが、ここは眉唾ですね。
運良く副反応が出なかった場合は解熱剤なんて要らないのに、それを事前に飲んでしまうと過剰摂取というか、体に毒な気がします。
私はもし事前に薬を貰えるんだったら、副反応が出てから飲みたい。
――本当は、症状をちゃんと医師に診て貰ってから、その症状に見合った薬を処方して貰う、という流れが適切なんでしょうけど、その「医師に診て貰う」ことが叶わないのなら、現場での苦肉の策は仕方ないと思うんですよね。

副反応が出ないのが一番いいですが――そしてこのままコロナが落ち着いて消失するのが一番ですが……溢れかえってる情報に惑わされずに生きたいものです。

この記事も、あくまで参考までに。

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