2022年 健康診断の精密検査

健康

先月受けた健康診断で「精密検査が必要」と判断されたものについて、予約して行ってきました。
去年と同じで「乳腺外来」があるクリニックです。

去年はさほど感じませんでしたが、今年はかなり混みあってる印象でした。
お昼間近だったからかな。
乳腺外科だけではなく、他にも胃腸・肝臓・婦人科など、複合的に診て貰えるクリニックです。

ちなみに私がこのクリニックに決めたのは、去年の精密検査判定を受けたとき、先輩から紹介して貰ったから。今まで罹ったことのない科だから勝手が分からず、人生経験豊富な先輩に「良い病院知ってたら教えて」とお願いしてみた結果です。

受付に、病院から送られてきたマンモグラフィの画像と健康診断結果を提出。
1年ぶりの診察なので保険証を求められるのですが――取得してから間もないマイナンバーカードをドヤ顔で出させて貰いました(なぜ)。
病院関係の履歴が集約されるっていうのは、私にも病院にもメリットがあっていいですよね、と活用させて貰っています。

ですが、なんとマイナンバーカードの読み取り機が故障しているらしく、非常に困った顔をされてしまいました。
うう……普通の保険証の提示を求められました……。

マイナンバーカード、普及し始めているとは思いますが、病院側の受け入れ態勢がまだ充分じゃないような気がします。読み取り機の不具合に遭遇したのは、3ヵ月で3回目。
全く使えなかったのはそのうち2回だけですけど……最近は色んな病院に罹っていたけど、これだと困りますよ。1台設置じゃなくて2台設置にして欲しい。
まぁ、1台設置するだけでもお金がかかると思うので、単なる患者の我がままですけど。

診察の前にまず画像撮影に入りました。
3Dマンモグラフィ。
噂では押し潰さないから痛くない、ということでしたが、盛大な勘違いです。
普通のマンモグラフィは押し潰したあと上下撮影。
3Dは、押し潰したあとにカメラが自動で動いて立体的に撮影してくれるというものです。
この違いだけで、押し潰すのは変わりません。

最初は「立ってるだけで3Dカメラが立体的に撮影してくれるんだ~」と安穏としていましたが、結局は患者側にかかる負担は変わりません。
本当に痛いんですよね……マンモグラフィ。
今回も泣きました……。

撮影が終わったあと、女性技師さんに「去年より痩せました? 今何キロです?」と聞かれて言葉に詰まりました。
正直に答えたら羨ましがられたけど、私は嬉しくない。
胸が大きかったらもう少し痛みが軽減されるんだろうか。

撮影したあとは診察です。
せっかく画像を持ってきて貰ったけど使わない、と言われました。
10年以上、フィルム診断はしていないんですと。
あれ……? 去年も持って来たと思ったけど、違ったっけかな。

去年もこのクリニックで撮影したデータがあるから、今回のデータと見比べるので、不要らしい。
あ~、去年は初めて診察して貰ったから、参考程度にフィルムを見たということかな。
でも今年は去年のデータがあって、比較できるから、今後はもうフィルムは不要だと。
ふむ。私は非常に助かります。

気になる結果は、問題なし。
去年言われたことと概ね同じでした。

健康診断の結果を読む医師が2人で私のデータを見て、1人は問題なしと判断したけど、もう1人は最終的に「右乳房FAD」と判断していて、恐らくそちらの医師の方が意思決定権が上だから、精密検査要の判断になったと思う、と。
ほうほう。良くあるパターンですな。

しかも、比較的経験の浅い読影医なんじゃないかな、と。
普通なら「異常なし」にするところを「精密検査要」にしている訳だから――クリニック側で撮影したデータを見せながら説明する先生。
乳腺の濃度が濃かったり、突出しているところはあるけど異常があるようなものでもないので、大丈夫ですと。色々丁寧な言葉と専門的な見解を教えてくれたんですが、悲しいかな「大丈夫」という結果しか、あまり覚えていないです;

でも、マンモグラフィだけでは見逃す病変もあるので超音波を当てる、と去年と同じ流れになりました。

別部屋に行って、エコー画面を見せながら説明してくれる先生。
脇下の胸を支える筋肉や液体が溜まっているところ、濃く写っているところは乳腺ですとか、柔らかいしこりもあるけど縦に対して4倍以上の横があれば良性という判断になるので問題なし、と。

わ~い。
一応、健康診断では少しでも異変だと思われるようなことがあれば教えて欲しい派なので、今の健康診断のスタイルを否定するわけではないんですが……先生的には、本当は必要ないのに精密検査が必要だと言われると患者の負担が増えるし病院も逼迫するので困る、というニュアンスみたいです。
大変だねぇ。
そういえばこのクリニックのHPに、市内で乳腺の精密検査ができる医療機関が減少しているので、患者数が増加しているという紹介文がありました。そのため、去年までは飛び込み診療もできたけど、今年からは完全予約制になったとかなんとか。

先生も大変ですねぇ。ひとまず、大丈夫だということで、良かったです。

安心しながら会計を待っていると、待合室に看護師の方が入ってきました。
1人の元に行き、望んでいるような診察はこのクリニックではできないとのお話が。
でも、今このクリニックに来ている先生は神奈川県から来ている人で、元々の病院ではオンライン診療をしているから、そこで診察して貰うことはできる。ただ、その結果注射とか処置とかが必要になると、神奈川まで行かなきゃいけなくなるので、その場合は別の病院を探した方がいいと思われますが……との説明が聞こえてきました。

オンライン診療、ね~。
普通に話に上るようになってきたんですね。
でも、今のお話って、診察だけオンラインでやって、処置が必要なときだけ地元の病院に紹介状書いて貰ったりとか、できないもんなんだろうか。
内容によって異なると思うので、なんとも言えないけど……ますますネット社会が加速する。便利だ。

それから再び少し時間を置いて、そろそろ午前の診察も終わろうかという頃。
1人のお爺さんが受付に現れました。
新患の受付時間は既に終わっていることを説明しても、なかなか納得してくれないようです。
耳も遠いようで、受付の人が1つ説明するたび「ん?」ともう1度同じ説明を求めてから次の話が進む、といった次第。

一応、このクリニックは診療時間が「9:00~12:00」となっているんですが、受付の人いわく受付時間は11:30までとのこと。

ああ~、これは分かりにくいよね。
私も前に歯医者で同じこと言われました。
急に痛みはじめ、かかりつけ医の診察券を見たらギリギリ時間内だったので電話をかけたら、受付時間は記載の30分前までになっていて、既に先生もいないので受付できないとお断りされてしまった経緯があります。

昔は受付時間と診療時間の記載が異なる、なんてことはなかったと思うんだけど……。
だったら診察券にも受付時間を明記しておいてほしい、と強く思った出来事です。

もし来年も精密検査要と言われたら、画像データは持ってこなくていいかと聞いたところ、OKとのこと。送付の代金もかかるし、今はどこもフィルムなんて扱っていないのに、なんでフィルムのやりとりになるのか分からない、と言われました。
いやぁ、それは私に言われても困りますねぇ。

でもこれで、来年から精密検査要になっても問題なしってことですね。
1つ重荷が減ったので良かったです。

帰宅したらすぐに画像フィルムの返送作業に取り掛かりました。
私のことだから後回しにしたら絶対1ヵ月後とかになる。
さすがに画像フィルムを折り曲げることはできないんですが、画像データの持出し申請書を送付するための返信封筒は、普通の小さな封筒だけ。いや、無理でしょう。
大きな封筒は用意していなかったので、元々画像データが入っていた病院の封筒をそのまま使わせてもらうことにしました。

印刷されていた病院のロゴをマジックで×にし、空きスペースに病院の住所と私の住所も記載。
返信用封筒ではないので有料です。
郵便局に行って、定形外料金を払い、発送依頼。

……画像データが来たときは宅急便で、中には折り曲がらないようにと段ボール板も一緒に入っていたんですが、うっかり入れ忘れました。
配達の途中で折り曲がらないように祈るばかりです……。

この苦労も今年まで。
来年からは画像データなしでクリニックに行きますよ~。
……精密検査が必要なくなるのが一番いいんですけどね。

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